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房総ブイヤベースに込めたFUSABUSAの想い
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ごあいさつ
- こんにちは。
私たちFUSABUSAは、房総・鴨川の里山里海を拠点に自然と調和した食をお届けしています。
この度、FUSABUSAの想いが詰まった『房総ブイヤベース』を、C-VALUE限定セットにてご提供する運びとなりました。房総で獲れた鮮魚を、冷凍ではなく「生のまま」「まるごと」、旨味を凝縮したスープと共にお送りしています。
なぜ私たちがこの『房総ブイヤベース』でクラウドファンディングに挑戦するのか、少し長くなってしまいますが、耳を傾けていただけましたら幸いです。 -
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房総の海のフードロス削減から始まった、ブイヤベース
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鮮魚店で出会った、大量のアラや未利用魚のゆくえ
- 房総ブイヤベースを作るようになったのは、2011年秋頃。当時運営していた実店舗のカフェレストラン「里海食堂 FUSABUSA」をオープンした年です。
仕入れに訪れた地元の鮮魚店の前に大量のアラや魚を山盛りに積んだ3tトラックが停まっていました。聞けば、これらはお店で刺身や切り身にした魚から出るアラや売り物にならない未利用魚。
毎日大量に出るため、小売りとして販売するにしても売り切れる量ではなく、やむを得ず専門の業者に依頼して、有料で処分していただいているとのこと。
ちょうど、作業場でもスタッフの方がピカピカの金目鯛を捌いているところで、まだ目が透明の獲れたての金目鯛の頭やアラが今にも処分されそうになっているところでした。 -
- 思わず、「もったいない!」と声に出してしまい、「それ売ってください!」お願いして持ち帰り、早速、フランス料理の基本の魚出汁のスープ「フュメ・ド・ポワソン」を仕込んだところ、これが申し訳ないくらい(笑)とっても美味しくて!
そのまま、買ってきたばかりの伊勢海老や金目鯛、アサリ等を入れて、ブイヤベースをつくり、まかないで皆でいただいた初めての房総ブイヤベースが、更に美味しかったこと!
すぐに、おすすめメニューとしてお客様に提供したところ、とても評判が良く、定番のメニューとなったのでした。 -
- 2011年初期の頃の房総ブイヤベース。アラや未利用魚を材料とするフュメ・ド・ポワソンがベースとなっているのは、当時と変わらずですが、工夫を重ね、より美味しくなるように、常にアップデートし続けています。
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貴重な海洋資源を、最後までありがたく、美味しくいただく、人にも自然にもやさしいブイヤベース
- アラは「アラ汁」「アラ煮」などの料理があるように、旨味がたっぷり詰まった魚の部位ですが、残念ながら現代の家庭料理の材料としては需要が少なく、多くは、飼料の原料か、業者に依頼して有料で処分されているのが実情です。
また、未利用魚についても同じく、例え鮮度が良くて美味しくても、規格外や余ってしまえば、処分されてしまいます。
濃厚な旨味と出汁が出るアラも、キズがついた未利用魚も、もとは私たち人間の食料として海から調達されたもの。まだまだ美味しく食べられるのに、人間の都合で処分されてしまう。
かたや、温暖化や乱獲による海洋資源の枯渇化は、年々深刻な状況に陥りつつあるというのに。 -
- そもそも、大量のアラが出るのは、調理の手間を省くために、鮮魚店が切り身や刺身等の加工を行うことによるもの。丸ごとを販売すれば、加工は各家庭で行うため、大量のアラが鮮魚店で出ることはありませんが、現代の世の中では、現実的に難しいでしょう。
私たち人間の食をまかなうための、便利の代償の事例を見たような気がして、モヤモヤした気持ちを抱えながらも「それなら、美味しいを生かそう!」と思い、ブイヤベースを煮込むスープの材料としてありがたく活用させていただくことに。
こうして、アラや未利用魚は『房総ブイヤベース』の美味しいスープの材料となり、自然にも、海にも、鮮魚店にも、人にもやさしいFUSABUSAの看板メニューとなったのでした。 -
魚の旨味を生かした澄んだ美味しさのスープをつくるために
- 房総ブイヤベースの美味しさの土台となる魚の出汁、フュメ・ド・ポワソンの仕込みは、アラの血抜きをするところから始まります。
大量のアラを一晩かけて血抜きをし、更に一つ一つ丁寧にタワシやスポンジを使って、魚臭さの原因となる余分な血や汚れを洗い流すことにより、魚の風味豊かな澄んだ味わいのスープができるのです。 -
- 大量生産を前提にした機械作業ではなく、全て手作業で行うため、時間も手間もかかりますが、この作業によって房総ブイヤベースの美味しさが支えられています。
化学調味料や保存料などの添加物に頼らずに、素材本来の味わいを引き出し、美味しさの土台をつくる。そのための手間暇は惜しみません。
飲んだ時に、何の負荷もなく、身体にすうっと浸みこんでいくような。
優しくて澄んだ味わいのスープができるように、心を込めて作っています。 -
房総の海の旬を、ありのままに送るブイヤベースキット
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自然と生命とつながるお取り寄せ
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- 『房総ブイヤベースセット』で、私たちが心掛けているのが「便利な食加工品」にしないこと。
目の前の「食」が、房総の海や自然の延長線上にあることを感じながら、味わい、楽しんでいただくことを大切にしています。 -
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魚介を「生」で「まるごと」送る理由
- 送るのは「製品」ではなく、「生命」
「食」は、便利を優先し、製品として加工されるほど、自然から人工へと傾いて、やがて分離してしまいます。私たちが、お届けしたいのは、「製品」ではなく、「生命」であり「自然」であること。
レトルトではなく、「生」で、「まるごと」届く新鮮な魚のキラキラと輝くような美しさにワクワクしながら、自分で魚をぶつ切りにし、鍋に入れて、豪快に煮込んだブイヤベースは、産地とつながった特別な一品になることと思います。 -
- 「まるごと」だからこそ、味わえる濃厚な魚介の旨味たっぷりのスープ
また、味わいについても、骨ごとぶつ切りにした魚の、頭や骨から出る濃厚な旨味は、切り身の魚では味わえない美味しさです。
ブイヤベースは、魚介の旨味たっぷりのスープを味わう料理。
アラを使ったブイヤベーススープに、丸ごとの魚介を入れて煮込む「房総ブイヤベース」は、魚介の旨味が多層的に広がる贅沢な味わいの本格的なブイヤベースです。
「食べる」ことは、自然とつながること。
房総ブイヤベースは、房総の海と自然とつながり、生命をいただくお取り寄せです。 -
リワード紹介
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- 房総の新鮮な伊勢海老、地魚を“生のまま”お送りいたします。
自家製の無添加ブイヤベーススープで煮込んでいただくだけで、本格的なブイヤベースがご家庭でお楽しみいただけます。
伊勢海老と地魚は、地元の鮮魚店が鴨川漁港をはじめとする房州全域の漁港から仕入れ、丁寧にした下処理したものです。出荷する日の朝、獲れたての鮮度の良さと魚のプロの目利きと扱いがつくる、産地直送ならではの新鮮な美しさを楽しんでいただくために、冷蔵でお送りいたします。
濃厚な魚介の出汁と、海老や蟹の甲殻類のコク、サフランの香りが効いた無添加の自家製ブイヤベーススープに、伊勢海老や地魚、貝類のうまみが溶け込んだ贅沢な味わいをお楽しみください。
※同梱されている地魚類は内臓や鱗などの下処理を済ませた状態でお届けしております。地魚などをぶつ切りにして煮込むだけで簡単に調理いただけます。
※本商品の地魚は、<冷蔵・生・未カット>の状態です。
※産地直送の獲れたての新鮮さをそのまま<生>でお届けしますので、お日保ちはいたしません。
※届いた当日、または翌日の調理・お召上がりをお勧めいたします。 -
リワードラインナップ
- 通常は伊勢海老入りのセットしか販売しておりませんが、今回の私たちの想いに賛同いただいた方に、少しでもお手に取っていただきやすいようC-VALUE限定の様々なバリエーションで商品をご準備させていただきました。
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■金目鯛の房総ブイヤベース
¥8,000(税込・送料込)
お魚メインで伊勢海老はついていませんが、十分に旨味とコクを味わえます。
■伊勢海老と金目鯛の房総ブイヤベース
¥10,000(税込・送料込)
見た目にも華やかな金目鯛・伊勢海老が入ったセットです。
■伊勢海老・金目鯛・ハマグリの房総ブイヤベース
¥12,000(税込・送料込)
九十九里産のハマグリまで楽しめる、一番豪華なセットです!
■房総ブイヤベースのスープ
¥3,500(税込・送料込)
「自分で魚を調達できるよ!」という方には、スープのみのご提供も。
白身のお魚やエビ・貝類を追加いただき、濃厚なスープをご堪能ください。
※ブイヤベースとスープの発送時期について
【12/13までにご購入いただいた方】12月23日迄の出荷となります。
【12/14以降にご購入いただいた方】1月10日以降の出荷となります。
※いずれもご配送希望日を事前にお尋ねさせていただきます。
配送のご希望日がない場合には、購入後7日以内に出荷させていただきます。(12月14日~31日のご購入分は除く。)
■房総ブイヤベースのお食事コース(2名様)
¥15,000(税込)
房総ブイヤベースを、FUSABUSAのアトリエ 【naya】に実際にお越しいただき、お召し上がりいただきます。FUSABUSAの活動や、房総ブイヤベースをはじめとする商品や食材の背景などの、お話も交えながら、ストーリーと共に房総ブイヤベースをお召し上がりいただくリワードです。
※3名以上でのご来店や、お子様連れでのご来店をご希望される方は、事前にご相談くださいますようお願い致します。
※キャンセルのお取り扱い条件は以下の通りです
5日前から前日まで30% 前日キャンセル50% 当日及び無断キャンセル100% -
房総ブイヤベースの調理の仕方
- 同梱されている地魚類は内臓や鱗などの下処理を済ませた状態でお届けしております。伊勢海老、地魚を適当なぶつ切りにして、ブイヤベーススープで煮込んでいただくだけでも十分美味しくいただけます。
より美味しくお召し上がりいただく作り方については、各リワードの詳細ページをご覧ください。 -
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人と、海と、自然をつなぐ。
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- 「食」の選択が、自然を回復する。
ここ数年の新型ウィルスの蔓延により、「人間は自然の一部」であるという認識が芽生え、一人ひとりの選択が、自然に影響を与え、未来をつくるという考え方が広がりつつあるように思います。
中でも、私たちの誰もが「食べ手」「作り手」として関わる、日々の「食」の選択は、自然に対し、最も身近で大きなインパクトを与える取り組みとして注目されています。
自然から由来する「食」が、作り手によって、どのような生産や加工を経て、食べ手に選択されるのかによって、未来が変わる。
その流れからすれば、食べ手はもちろんのこと、作り手の「食」の選択もまた、大きな影響をもたらすのではないでしょうか。 - 自然と調和した作り手の「食」が、
自然と食べ手をつなぎ、調和させる。
環境負荷が少ない生産や、自然の素のままの在り方を生かした加工など、自然とつながり、調和した作り手の営みから作られる「食」を通じて、それを選択する食べ手もまた、自然とつながり、調和する。
私たちFUSABUSAは、房総の自然と作り手と食べ手が一体となり、未来につながる循環の輪を作る「食」をお届けしたい。
FUSABUSAの『房総ブイヤベース』は、私たちのそうした想いのもとに生まれました。
人と海と自然を「食べる」でつなぎ、健やかにする『房総ブイヤベース』。
『房総ブイヤベース』が、人と海と自然をつなぎ、未来に繋がる循環の入り口になりますように。 -
自然として ありのままに~FUSABUSAについて
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- FUSABUSAは、房総の鴨川の里山里海を拠点に、自然と調和した食をお届けする株式会社 ふさぶさ が営む食のブランドです。ブランド名のFUSABUSAは、房総を訓読み「ふさふさ」に由来。食の営みを幾重にも積み重ねていけるように、重ねて社名を「ふさぶさ」とし、ブランド名をFUSABUSAとしました。
株式会社 ふさぶさの取締役 兼 ブランドの責任者でもある小野薫の故郷への想い「房総の美味しいをつなぐ」を趣旨に2011年に創業。オンラインストアや卸売りで地元の食材を生かしたスイーツや食加工品を製造販売しながら、実店舗として飲食店を営んでいた約10年を経て、現在は鴨川市 長狭地区にある小野の実家が所有する古民家の納屋を改装したアトリエ「naya」に移転。
同じく、小野の実家が所有する耕作放棄地で「耕さない田んぼ」「耕さない畑」を営みながら、スイーツや食加工品の製造販売を行っています。
「私たちの作るもの、伝えるものの背景には、房総の里山里海の自然がある」
創業時から変わらないその想いは、この土地に移転して、耕さない田んぼや畑を営むようになってから、更に濃く、深く変化してきました。 -
- 農薬も肥料も与えず、耕さず、その土地の生き物や植物と共働して自然のリズムに乗りながら営む田んぼや畑。そこからもたらされる、人間は自然と一体であるという、当たり前の気づきは、これまでの自分たちの概念を超えた、全てを包括する、当たり前の自然の本質でした。
「人間は自然の一部である」ことを前提としたとき、「食」を営む私たちが、人や自然にもたらす影響は決して少なくないはず。
自然と調和した営みから、私たちが作るもの、伝えるものが、人も自然の健やかに幸せにすることもできる。
FUSABUSAは、房総の自然と寄り添いながら、「食」を通じて、人も自然も健やかに、未来に継いでいく食のブランドになることを目指してまいります。 -
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