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- 写真左:高橋洋介 右:前田祐司
こんにちは。ページをご覧いただきありがとうございます!
石神なの花畑の前田祐司です。昨年より地元の養老渓谷に帰ってきました。
そこで、市原の地域おこし協力隊で活動後、ここに移住した高橋洋介くんと私の父たちが運営していた「石神なの花畑」の運営を手伝うようになりました。
地元に帰ってきて感じたことは、過疎化が進み地元の小学校5校がすべて閉校したへんぴな田舎に、変化の兆しがほんのすこしずつですが見えたことです。
もともとこの地域は、人口の減少と少子高齢化が急激に進行し続け、昭和30年代に約1万5千人であった人口が年々減少し、現在は 5,300人を割り、今尚過疎化が進んでいます。15歳未満の若年層割合は4.5%、高齢化率は46%を超え市内他地区と比べ突出しています。
変化の兆しのそのひとつは、少しではありますが若い移住者が増えてきていること。田舎暮らしを好んで古民家の空き家を改修して移り住んでいることです。人口が減る一方だったこの地域で考えられないことでした。
もうひとつは、石神の菜の花を見に多くの観光客が足を運んでいることです。これは、市原の花咲爺さんこと里山連合会長の松本靖彦さんの声掛けによって、13年前に始まったことです。
そんな変化を目の当たりにして、高齢化に伴い、できないこと諦めることが増えてきているこの地域でも、今ある資源を活かし継続し次の世代につなげることができたらと思うようになりました。
その一つとして、石神なの花畑の活動を継続していけるようにしたいと思い、今回のプロジェクトをスタートさせました。 -
南市原の名所 石神なの花畑
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- 写真:満開の石神なの花畑の真ん中を走る小湊鉄道
石神なの花畑は千葉県市原市を縦断する小湊鉄道の終着地点、養老渓谷駅と上総大久保駅の間に広がる菜の花畑です。一面に広がる菜の花畑の中を、トロッコ列車やレトロなディーゼルカーがゆく、そんなメルヘンのような景観を楽しめます。周辺の山並みとのマッチングも良く、菜の花の時期以外でもおだやかで牧歌的な風景が広がります。
駅から歩いて向かえる距離というだけでなく、無料駐車場も備えているので、お車の方も安心してお越しいただける場所になっています。 -
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2017年度グッドデザイン賞受賞
- 地域住民による沿線での活動に対して2017年度グッドデザイン賞を受賞しました。
-日本経済新聞より抜粋-
小湊鐡道(千葉県市原市)が日本デザイン振興会(東京・港)主催の2017年度グッドデザイン賞を受賞した。かつて走っていた蒸気機関車(SL)を模した観光用トロッコ列車の導入や、駅前を森林に戻す「逆開発」など、里山と鉄道を一体としてとらえるデザインが評価された。
地域住民による沿線活性化の取り組みも高く評価された。各駅の周辺では15以上のボランティア団体が菜の花畑の管理などをする。同賞の審査委員も「沿線住民自らが暮らしの中にある鉄道の風景の質を高めようとするデザイン思想が優れている」と称賛した。 -
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風景は作ることができる
- 市原市の春の名所となっている石神なの花畑は、地域ボランティア団体『石神なの花会』にて2009年より運営を行っております。
菜の花は勝手に咲くものではありません。この菜の花畑の背景には13年にわたる沿線住民の努力と汗、それを支える強い思いがありました。地元の地権者と有志で作った団体、石神なの花会によって大切に管理されてきました。
毎年春には輝くような景色となるこの場所も、以前は地域の高齢化のため休耕田となり、荒れはじめていました。それを見かねて「田んぼにもすぐ戻せるように」と地元ボランティアで菜の花を植え始めたのが始まりとなり、以来、里山保全活動をする地元ボランティア団体が日々景観維持に尽力しています。休耕した田んぼは年々増え続け、今では 2.5町もの菜の花畑になりました。
石神なの花畑会の運営は、耕起からはじまり、種まき、草刈り、刈り取り、天日干し、種採りまでの作業を地元のボランティアで行っています。 -
- 写真:種取り時の石神なの花会メンバー
一番右が私。その隣に移っているのが私の父です。親友で石神なの花会の会長の相川さんや地域のメンバーと ” 花さえ咲けばいい ” と言いながら汗を流しています。 -
進む高齢化
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- 多くの人たちに楽しんでもらうことが自分たちの楽しみでやっているこの活動ですが、中心メンバーは70歳を超え、健康上の都合により活動ができない人も出てきております。
また、おんぼろトラクターの修理費やガソリン代、草刈りの刃など費用は全てボランティアが捻出してまかなっています。そういった状況では、息子たちの代には菜の花の運営をさせたくはないと考えている人もいます。
そのような状況では、あと10年でこの菜の花畑は消滅してしまいます。 -
引き継ぐ努力をしたい!石神なの花畑に「ひまわり畑」をつくります
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- 新たに夏の名所として「ひまわり」を石神なの花畑に咲かせます。
石神なの花畑でも、新しい取り組みが始まっています。地域への移住者と小湊鐵道、千葉銀行が中心となって、一面にひまわり畑を作る取り組みが3年前から始まりました。
菜の花が咲き終わりタネを撮り終えた畑にひまわりの苗を植えます。6 月上旬に植えたひまわりは、8 月に咲き、春夏通して楽しめる場所に変えていきます。
そこで、この機会によって皆様からのサポートを受入れ、石神なの花畑を次の世代につなげ自走していけるように環境保全活動を支援していただける方や企業を募集いたします。 -
資金の活用内容
- 環境整備、害獣駆除、イベント運営、広報活動、商品開発、人材募集・育成、ボランティアの受入れ等に使用させていただきます。
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リターンの概要
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一般の方向けのリターン
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- 【ひまわり苗の寄付】
□ 3,000円:ひまわり苗10株(僕たちが植えます!)
+石神なの花畑フォトブック(2022年秋郵送予定)
□ 5,000円:ひまわり苗20株(僕たちが植えます!)
+石神なの花畑フォトブック(2022年秋郵送予定)
□ 10,000円:ひまわり苗50株(僕たちが植えます!)
+石神なの花畑フォトブック(2022年秋郵送予定)
【イベントご招待】
□ 3,000円:ひまわり苗植えイベントへご招待
+石神なの花畑フォトブック(2022年秋郵送予定)
□ 4,000円:ひまわり苗植えイベントへご招待
+石神なの花畑フォトブック(2022年秋郵送予定)
+8月11日(木・祝)の小湊鐡道トロッコ(1号)整理券(五井駅9:11発)
(乗車には別途乗車券の購入が必要)
※植えていただいたひまわりの苗が咲き誇る時期のトロッコ列車にてひまわりを楽しんでいただけます。
□ 5,000円:ひまわり苗植えイベントへご招待
+石神なの花畑フォトブック(2022年秋郵送予定)
+養老渓谷温泉当日入浴券(オリジナル手ぬぐい付) -
- 写真:ひまわりの中を進む小湊鐡道のトロッコ列車
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企業向けのリターン
- □ 20万円:
ひまわり苗100株の寄付
+協賛企業として看板へ企業名 or サービス名等の記載(7月9日~8月末迄設置予定)
+協賛企業としてフォトブックへ企業名 or サービス名等の記載
ひまわり苗100株の寄付と協賛企業として看板・フォトブックへ企業名を記載いたします。
・ひまわり苗100株の寄付
イベント当日に社員のみなさまも参加いただけます。
社員の皆様がご参加しない場合は、運営側で植えさせていただきます。
・石神なの花畑入口付近へ設置する看板へ協賛企業として企業名 or サービス名等の記載 (7月9日~8月末迄設置予定)
・石神なの花畑フォトブックへ協賛企業として企業名 or サービス名等の記載 -
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- ※看板の写真はイメージとなります。実際の看板や設置位置は異なる場合があります。
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ひまわり苗植えイベントの詳細
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実施日:7月9日(土)
※雨天の場合、翌7月10日(日)へ順延。小雨の場合は実行します。
時 間:石神なの花畑入口 10時20分集合
小湊鐡道で来られる方 五井駅発8:52 ➤ 養老渓谷駅10:02着 徒歩約10分
苗植え:10時30分~11時30分
記念写真:11時37分(トロッコ列車を背景)
用意いただくもの:作業ができる服装(汚れてもよい服装、長靴、軍手、帽子)、汗拭きタオル、水分補給用の飲み物、雨具(小雨の場合)、小さなスコップ(あればご用意ください)、虫よけスプレー、ウェットティッシュ(手を洗えるような水栓が石神なの花畑にはありません)
イベント時の子供の参加について:イベントご招待のリターン1つに対して、小学生以下の子供2名までご参加いただけます。ぜひお子様とご一緒にご参加ください。
トイレについて:常設トイレはありません。イベント参加前にトイレを済ませておいてください。最寄りのトイレは、石神なの花畑より徒歩10分の養老渓谷駅のトイレとなります。
駐車場について:駐車場は石神なの花畑の道を挟んだ向かい側にあります。数に限りがありますので、もし満車になってしまった場合は、養老渓谷駅の市原市観光協会の駐車場をご使用くださるようお願いいたします。
※雨天の場合
7月9日(土)が雨天の場合、翌7月10日(日)へ順延。小雨の場合は実行いたします。
7月10日(日)雨天の場合、7月16日(土)に延期します。その後も雨が続いた場合、7月18日(月・祝)まで順延。7月18日(月・祝)までに雨天によりイベントができなかった場合は、中止となります。
順延・延期・中止のご連絡はイベント前日の23時までに登録いただきましたメールへご連絡させていただきます。
中止となった場合、返金の対応は出来かねます。ひまわりの株は責任をもって運営側で植えさせていただきます。その時の様子は、Instagramやフォトブックにてお知らせさせていただきます。 -
アクセス
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企画メンバー
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- 前田 祐司
地元の市原市石神出身。小さい頃は友達とマウンテンバイクで養老渓谷の山道を走り回る。
華やかな都会に憧れ東京の大学に進学。この時もう田舎には住まわぬと心に誓い、20代を東京で過ごす。もっとチャレンジングなことをしたいと東京都の公務員を辞め、フィリピンのマニラに移住。その後、海外から見た日本ののどかな田舎の雰囲気に価値があることに気づき地元へ帰郷し、昨年より父たちが運営する石神なの花畑を手伝う。
養老渓谷の今ある自然豊かな資源を活かして面白いことができないか模索中です。
趣味はラグビー、競技歴は17年。タックルして自分のあごを骨折した経験あり。 -
- 高橋 洋介
耕すデザイナー。マックブック片手にトラクターを乗りこなす。
加茂地区での暮らしを次の世代へと引き継いでいくため、開宅舎を立ち上げ、「#空き家に光を」を合言葉に、空き家の調査、管理、紹介を行う。
「こんなに古い」「こんなに田舎」というネガティブな思考はもったいないと思うので、「だから良い」というポジティブな思考に変えていくことが僕たちのやるべきことだと考えています。そして、地元の人にも僕たちの活動を見て、南部が実は最先端だということに気づいてもらえればと思っています。