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私たちについて
- はじめまして! 「久留里ええもんいんち」と申します。
久留里(くるり)は、かわいらしい名前のとおり、 千葉県の山の中にある、自然に囲まれたちいさな城下町です。 -
- 久留里の城下町は300年の歴史があります。わたしたちは、この城下町の商店街で 小さな市「ええもんいち」を開催しています。
久留里近隣の地域で作られた農作物や美味しいものを集めて販売する市で、3年前から始めました。 -
- なぜ、ええもんいちを始めたのかというと…
たくさんの方に久留里を知っていただく事で、
この土地特有の貴重な水資源を守りたい!という願いがあるからです。 -
命の源として、人も自然も支えてきた「水」
- 久留里の町の特徴はなんと言っても、豊かな湧き水です。
- 久留里の町周辺には約188本の掘り抜き井戸があると言われています。水は地下 300〜400メートルの帯水層から24時間、驚くほど豊かに自噴し続けており、絶えたことはありません。
しかもこの自噴井戸の水は、大正時代には希望する全家庭の玄関先に直接汲めるように配管されました。近代水道と同じ仕組みが、自然環境から直接提供されるという大変恵まれた町なのです。 -
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久留里の湧き水から造られる日本酒
- 久留里近郊には5軒の酒蔵があり、
千葉県最古のともいわれる1600年代前半に創業した酒蔵も久留里の水を使い、酒造りを行ってきました。
蔵ごとに味も香りも違う、個性豊かな酒。酒の種類も豊富で、たくさんの日本酒好きな方が久留里を訪れます。
今回のリワードでは、久留里で100年前から続く酒屋「江澤商店」の夫婦が選ぶ、オススメの日本酒セット詰め合わせをご提供しています。
発送時期はちょうど新酒ができる飲み頃です。 -
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湧き水から生まれる久留里の『食』
- また、久留里の湧き水は久留里の人々の食へと通じています。
綺麗な山水を田や畑に引き、おいしい水から生まれるおいしい農産物は、
多くの人の生活の基盤となっています。
そんな久留里の湧き水から生まれた産物詰め合わせセットもリワードとしてご提供しています。 -
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- 久留里の大地の下には、全国的に見ても珍しく貴重な地層があり、この地下水脈から私たちは水を得ています。
山が水を蓄え、長い年月をかけてできた地層へ染み込みます。いま、久留里にあふれる湧き水は、太古の時代から培われた宝物です。 -
「久留里の水を守りたい!」
- しかし今、久留里の水の状況は順調とは言えません。
大切な水源地に、危機が迫っているからです。
これまで久留里の各地域で水の保存活動をしてきたいくつかの団体は一つになり、保全に取り組んできました。 - 保全活動に関わる全ての皆さんに、感謝申し上げます。
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ほんのささいな変化で枯れてしまう水
- 水にまつわる環境は、ほんのわずかな変化で消えてしまう可能性があります。
ある時、水が染み出す横穴のまわりの木を切ったら、
古い時代から沸き続けた水が枯れてしまいました。
「木を切ると水が枯れる」その後、日本に「森林法」という法律が制定されました。
このように
山、川、大地。
この絶妙で繊細なバランスを意識し守って行く必要があります。 -
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- (藤平酒造の井戸「久留里の生きた水」一般開放されている井戸は、誰でも水を汲むことができ、味や水質が良く人気があります。水質検査を行い、飲用できる水質基準に適合しています)
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どうすれば久留里の水を守れるのか?
- 「くるりの水を守りたい!」
でも、いったいなにができるのか・・・?
自分たちの手が及ばないような現状を前に、立ちつくしてしまいました。
こんな時こそ、楽しみながら一歩づつ、できることをやろう!
と、まず自分たちが「水」を取り巻く生態系について学ぶことにしました。
水と共に生きてきた先祖たちの知恵を伝え、残された井戸という遺産を大切にしていこう。
そして、この先の水の未来をになう子供たちにも、水と歴史について楽しく学んでもらえるツールを、久留里に来たら手にできるようにしてあげたい。
私たちは久留里の水について学びながら、地図の制作をスタートしました。 -
- (久留里城址資料館の学芸員さんと共に自噴井戸の構造を学ぶ)
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- (昭和12年の久留里市場 まるで水のテーマパークのように、小櫃川に町がぐるりと抱かれ、山々は町を取り囲み、町中の軒先から自噴井戸を水源とする水が汲めた)
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画家カイズケンさんと地図を作ろう!
- まるで絵本のように見ていてワクワクする、
子供でも大人でも一目瞭然の、生態系の循環がわかる水の地図を作ろう!
生物や自然をモチーフにした作品を手がける、
千葉県我孫子市在住の画家、カイズケンさんに絵を依頼することにしました。 -
- 植物から、ほんの小さな虫たちのような生き物まで、ひとつひとつの命の輝きを描く、カイズケンさんならではの絵。
この地図を手にした、これからの未来を担う子供達に大切なことを教えてくれるはずです。 -
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「くるり水巡りマップ」ラフスケッチを一部公開!
- 上水道が発達した今でさえ、湧き水を生活水として使い続ける城下町「久留里」。
歴史ある建物や酒蔵など趣ある風景があります。
城下町の一軒に一つづつ、湧き水が汲める井戸。
この町中にたくさんある水汲みスポットを「くるり水巡りマップ」で紹介します。
地図を見ながら、城下町を歩き、水汲みを楽しむことができます。 -
- 地図は展開すると、横に4ページにもなるワイドな構造です。
湧き水を使った暮らしが、山々や、川などの自然環境に支えられていることが分かります。
そして、その山々の中には、人だけでなく、虫や魚や、動物たちが暮らしています。
この土地特有の植物たちも書き加えていきます。 -
- 「湧き水」のお話には、「地層」の説明が不可欠です。
日本の地下には、水を蓄えた地層があり、いくつもの地層で濾過されて、飲水としても利用できる水となり、地上に湧き出しています。
久留里の地下には、国内でももっとも大規模な帯水層があります。 -
- 子供たちが夢中になって地図を見つめ、楽しんでくれる様子を想像しながら、制作しています。
地図から、水についての歴史と、生態系について学び、そして実際に水に触れて飲んでみる。
「知識」と「体験」が一つになったものが「くるり水巡りマップ」です。 -
マップ完成までのスケジュール
- 2022年11月20日 秋の「ええもんいち」開催予定
12月中 クラウドファンディング支援募集
2023年3月頃 デザイン完成
3月下旬 印刷
4月開催予定春の「ええもんいち」にて配布
4月下旬 リターン発送予定 -
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一緒にマップを配って下さい!
- マップが完成したら、2023年4月開催の「ええもんいち」で 完成した水巡りマップを配布します。
久留里を支える、たくさんの出店者とともに、みなさんをお待ちしています! - また、今回のプロジェクトの趣旨に賛同し、 水巡りマップを一緒に配ってくださる方は是非ええもんいちにご連絡お願いします!
メールはこちら(件名に「水マップ配布協力」と明記の上、お名前・ご希望枚数・郵送先住所をお知らせ下さい)↓ -
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最後に
- 近年世界的に日本の豊かな水資源に注目が集まるようになりました。日本の「水」や水を貯蔵する山々は、投資価値のある「モノ」として注目され売買されています。
久留里の水資源が「お金に換算する価値」だけで捉えられてしまうのは悲しいことです。
水や山や木が単なる経済的資産ではなく、 山・川・海の循環あっての、全ての生態系にとっての資産でもあるのだと、これは人間の道徳の話だけではなく、単純に全ての生き物の命にかかわる重要なことだというシンプルな事実に注目してもらえること。
これこそ、久留里の人も、久留里を訪れる全ての人たちも、願うことなのではないかと思います。 - 同じ問題を抱える地域が、千葉県はじめ全国に多くあります。
大切なものを未来に残すために何ができるか、久留里を知って下さったみなさんと一緒に解決手段を考えていけたらと思います。
そしてぜひ久留里に遊びにきてください!
「水のテーマパーク」として町ごと面白い久留里。
また久留里はカフェの町です。12件以上のカフェがあります。カフェ巡り、酒蔵巡り、久留里城はじめ歴史の名所巡りなど、小さな町ではありますが、一日遊べる魅力的な場所です。
ふるいもの、いいものに溢れた、久留里の自然と久留里の人がみなさまをお待ちしています。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
久留里ええもんいち -
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