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千葉市『都市アイデンティティ』のひとつ「千葉氏」の銘菓を作りたい!
- こんにちは!千葉県千葉市中央区の亥鼻城(千葉城)前にある茶室、「いのはな亭」です。私たちは千葉市の『都市アイデンティティ※』のひとつであり、千葉市の礎を築いた一族「千葉氏」に縁のある千葉城前で事業を行っていますが、千葉氏にまつわる商品は市場にほとんどなく、利用者にお土産として販売できるものがありませんでした。
そこで今回、「千葉氏」を千葉市民の方を始め、千葉市に訪れた観光客の皆様に親しんでほしい、知って欲しいという思いから、「千葉のおいしいを大切に」をコンセプトに千葉県のお土産を多種展開している株式会社やます様と共同で「千葉氏」の銘菓づくりにチャレンジしました。
※千葉市の『都市アイデンティティ』とは、千葉市固有の「千葉市らしさ」を意味するものであり、加曽利貝塚・オオガハス・千葉氏・海辺の4つの地域資源のことを指しています。 -
- 新しく開発した銘菓をご案内する前に、まずは「千葉氏」とはどのような一族なのか?ということについてご紹介させていただきます。
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千葉氏とは? ~千葉市の礎を築いた一族~
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- 今回の銘菓づくりのテーマである「千葉氏」は、桓武天皇の血を引く関東の名族です。平安時代後期の大治元(1126)年に、千葉常重が大椎(現在の緑区大椎町)から現在の中央区亥鼻付近に本拠を移したことにより、本市の都市としての歴史が始まったと言われています。
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千葉氏の興隆 ~常胤(つねたね)~
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- 千葉氏の一族の中でも、千葉常胤は千葉氏の中興の祖とされる人物です。
1180年、石橋山の戦いに敗れた源頼朝が海を渡って房総に逃れてきた際に、常胤はいち早く頼朝の味方に付くことを決めました。その後、常胤は一貫して頼朝を支え、鎌倉を本拠とするよう進言するなど、筆頭御家人として活躍しました。頼朝も常胤を父のように慕っていたと言われています。常胤は鎌倉幕府の成立に大きく貢献した名将だったのです。 -
千葉氏の家紋「月星紋」
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- 武士は、「家紋」と呼ばれる家を表すマークを持ち、旗等に付けていました。家紋は武士の家を象徴するものとして、その出身や血統、家柄を表します。
千葉氏の家紋は、三日月と星一つをあしらった「月星紋」としており、今回開発した商品にもデザインとして取り入れています。
月と星といった天体をかたどったもので、天体は光を与え、満ち欠けを繰り返すという、霊力を備えた不思議な存在として信仰の対象でした。
千葉氏は北極星や北斗七星を神とした妙見(みょうけん)を信仰しており、今も妙見をまつる千葉神社をはじめ、千葉氏ゆかりの神社やお寺で「月星紋」や「九曜紋」を見ることができます。千葉一族の子孫と伝えられる家もこれらの紋を家紋としています。
現在の千葉市の市章にも、千葉氏の月星紋を基にしたデザインが採用されています。 -
天守閣を復元した千葉市郷土博物館 通称「千葉城」
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- 亥鼻山に建てられた亥鼻城(通称:千葉城)は、千葉氏の本拠地であったと考えられています。
現在の模擬天守閣の位置を中心とし、千葉大学敷地を含んだ大規模な城であったと考えられており、1126年から1455年まで、千葉氏内紛によって落城するまでの約330年間、千葉氏の本拠地であったとされています。
現在の天守閣はレプリカであり、実際のお城とは違ったものですが、亥鼻山のシンボルとして千葉市民に長く親しまれており、桜の咲く時期には、桜祭りも開催され、桜の間から見る天守閣は風情があり、毎年多くの花見客が訪れます。 -
千葉常胤 月星紋(つきほしもん)シフォンケーキ
- ここまで、千葉市の礎を築いた「千葉氏」についてご紹介させていただきました。今回新しく開発した銘菓は、この「千葉氏」の一族の中でも、千葉氏の中興の祖とされる「千葉常胤」をテーマにしています。
それが、千葉市の新しい銘菓「月星紋シフォンケーキ」です。千葉県産ピーナツペーストを生地に練り込む事で、ふわっとピーナツの風味が楽しめるふんわり食感のシフォンケーキとなっています。一口、二口くらいのサイズ感で食べやすい大きさなのもポイントです。 -
- 6月1日の一般発売(予定)に先駆けて、完成したての「月星紋シフォンケーキ」を一足先に楽しんでいただけるよう、C-VALUEクラウドファンディングで先行販売いたします。また、シフォンケーキに使われているものと同じ落花生や、今回の発売を記念して作られた千葉常胤オリジナルTシャツ、千葉氏の本拠地であったと言われている亥鼻城の御城印とのセットもご用意いたしました。
千葉氏の家紋である「月星紋」をデザインに入れた、ピーナッツの風味が香る、ふんわりしっとりとしたシフォンケーキをこの機会にぜひお楽しみください。 -
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「千葉のおいしいを大切に」株式会社やます の紹介
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- 「月星紋シフォンケーキ」は、「千葉のおいしいを大切に」をコンセプトに千葉県のお土産を多種展開している株式会社やます様と共同で企画・開発を行いました。
千葉市内の横戸房の駅、加曽利房の駅、パン工房カフェ房の駅、房の駅 ペリエ千葉エキナカ店4店舗の直営店を始め、市原を中心に船橋、市川などに21店舗を展開して千葉のおいしいを発信しています。
前身の諏訪商店から創業54年、千葉のお土産を送り届けている、千葉を大切にしてきている会社です。 -
やますのお土産
- 落花生商品を始め、水産加工品、調味料、お漬物、お菓子など、千葉県の食材を活かした商品を販売しています。チーバくんサブレ、豆らっか、PEANUTS KINGなど千葉らしいお土産も多数取り揃えています。
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亥鼻城前の茶室 いのはな亭にもぜひお越しください!
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- 亥鼻公園は、鎌倉幕府を開いた源頼朝の重鎮であった千葉常胤(つねたね)の父・常重が大治元年(1126)に居館を構えた千葉市発祥の地であります。明治6年(1873年)、太政官布達公園が全国に誕生した同じ年に県庁裏公園が開設され、猪鼻公園は明治42年(1909年)に建設着手しています。戦後の昭和34年(1959年)に歴史公園として、整備され、ほぼ今と同じ形となり、昭和56年(1981年)にいのはな亭が開設されました。
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いのはな亭の甘味処
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- いのはな亭名物「いのはな団子」を始め、あんみつ、おしるこ、くずもち等の甘味処や、おにぎり、うどん、磯辺もち等の軽食を、風情ある日本庭園でゆっくりとお召し上がる事ができます。